転入届も郵便の転送も出したのに、まだ何か忘れている気がする……。住所変更で抜けやすいのは、郵便の転送に任せても届かない郵便と、郵便が来ないネットの登録住所です。
役所からネットのサービスまで、住所を変える相手を種類ごとに表にしました。済んだものから消していけば、残りがひと目で分かります。
住所変更で忘れがちなものの一覧
住所を変える相手は、大きく6つに分けられます。期限があるのは役所と車の手続き。それ以外は期限がなくても、郵便が届かなくなる前に済ませておくと安心です。
| 種類 | 相手 | 期限・目安 | どこで |
|---|---|---|---|
| 役所 | 転入届(同じ市区町村なら転居届) | 住み始めてから14日以内 | 新居の市区町村の窓口 |
| 役所 | マイナンバーカード | 転入届と同時に。出さないまま90日で失効 | 新居の市区町村の窓口 |
| 役所 | 印鑑登録、国民健康保険 | 転入届のあと | 新居の市区町村の窓口 |
| お金 | 銀行、証券、クレジットカード、生命保険・損害保険 | 郵便の転送が切れる前に | 会員ページ、アプリ、窓口 |
| 契約 | 携帯電話、ネット回線、NHK、電気・ガス・水道 | 引っ越しの前後 | 各社の会員ページか電話 |
| 免許と車 | 運転免許証 | 引っ越したらすぐ | 警察署など |
| 免許と車 | 自動車の車検証、車庫証明 | 引っ越しから15日以内 | 運輸支局、警察署 |
| 郵便 | 郵便局の転居届 | 引っ越しの前(登録に3〜7営業日) | 郵便局、e転居 |
| ネットの登録住所 | 通販サイト、サブスク、会員サービス | 次に注文や更新をする前に | 各サービスの登録画面 |
| そのほか | 勤務先、学校、犬の登録 | 引っ越しの前後 | 勤務先、学校、市区町村 |
役所の手続き
まずは役所から。期限のある手続きが集まっているので、窓口に行く日にまとめて済ませてしまいましょう。
転入届は住み始めてから14日以内
別の市区町村へ越したら、旧居で転出届、新居で転入届を出します。転入届は、住み始めた日から14日以内に。住み始める前には出せないので、引っ越しの翌週あたりに窓口へ行く人が多いと思います。同じ市区町村の中で越したなら、転居届だけで済みます。
マイナンバーカードは90日で失効
転入届を出す日は、マイナンバーカードも忘れずに持っていきましょう。窓口で一緒に出せば、カードの住所もその場で書き換えてもらえます。
うっかり家に置いてきたら、別の日にもう一度窓口へ。転入先にカードを出さないまま90日たつと、カードが使えなくなります。
印鑑登録と国民健康保険
印鑑登録は、新居の市区町村で登録し直します。旧居の登録は、転出すると使えなくなるもの。国民健康保険に入っている人は、加入の手続きも新居の窓口で。どちらも転入届と同じ日に頼めることが多いです。
役所の転居届と郵便局の転居届は別物
「転居届」という名前の届けは2つあります。役所に出すのは住民票の住所を変える届け、郵便局に出すのは郵便を新居へ転送してもらう届け。役所で出しても、郵便の転送は始まりません。片方だけで安心せず、両方を出しておきましょう。
銀行・クレジットカード・保険
お金まわりの会社は、カードの更新や保険の証書など、届かないと困る郵便を送ってきます。しかもその多くが「転送不要」で届くので、郵便局の転居届だけでは追いつきません。
手続きは、会員ページやアプリで済むところがほとんど。証券会社や保険は、書類の郵送を求められることもあります。
携帯電話・ネット回線・NHK・電気ガス水道
毎月払っている契約の住所も、変えておきたいところです。携帯電話は会員ページから数分で。ネット回線は、新居で使えるかの確認と工事の予約が要ることもあるので、引っ越しが決まったら早めに連絡を。
NHKの住所変更は、ネットか電話でできます。電気・ガス・水道は、旧居で止めて新居で使い始める手続きに。申し込みの時期は、関連記事にまとめています。
運転免許証と車
運転免許証は、身分証として出す場面が多いもの。住所が古いままだと、本人確認で困ることがあります。
運転免許証は警察署で変えられる
東京都なら、運転免許証の住所変更は都内の全警察署、運転免許更新センター、運転免許試験場で受け付けていて、手数料はかかりません。持っていく物は、運転免許証と新しい住所が分かる書類。
先に役所でマイナンバーカードの住所を変えておけば、それを見せるだけで済みます。住民票を取りに行く手間が省けるので、役所のあとに警察署、の順がおすすめです。
自動車の車検証と車庫証明
車を持っている人は、車検証の住所も変えます。期限は引っ越しから15日以内で、新居を受け持つ運輸支局へ。過ぎても手続きはできますが、リコールのお知らせが届かなくなるので早めに。住民票などの書類が要り、マイナンバーカードや運転免許証を見せるだけでは手続きできません。
住所が変わって車を置く場所も変わるなら、警察署で車庫証明(保管場所証明)を取り直すことに。軽自動車は軽自動車検査協会が窓口です。
郵便の転送は1年で「転送不要」は届かない
郵便局に転居届を出しておけば、旧住所あての郵便も新居に届きます。ただ、この転送に任せきりにはできません。
郵便局の転居届は1年間
転居届を出すと、旧住所あての郵便が1年間、無料で新居へ転送されます。1年は届け出た日から数えるもの。登録までに3〜7営業日かかるので、引っ越しの前に出しておくのがおすすめです。窓口、ポスト、ネットの「e転居」のどれでも出せます。
「転送不要」の郵便は届かない
封筒に「転送不要」と書かれた郵便は、転居届を出していても新居へは届きません。「その住所にいないなら返してほしい」と送り主が決めている郵便だからです。
クレジットカードの更新カードや銀行のお知らせは、この形で届くことがよくあります。届かないと困る相手には、転送に頼らず、住所変更を直接伝えておきましょう。
通販とサブスクの登録住所
テテが2026年9月に引っ越したときも、役所、郵便の転送、運転免許証、銀行やカード、携帯電話は済ませていました。それでも抜けていたのが、通販サイトの届け先と、サブスクや会員サービスの登録住所です。
どちらも、住所が画面の中にあるだけ。郵便が来ないので、転居届を出しても気づくきっかけがありません。うっかり旧住所のまま注文すると、荷物は前の家へ。
よく使う通販サイトは、次に注文する前に登録住所の画面を開いて、新居に書き換えておくと安心です。
困った場面から逆に確かめる
忘れていた手続きには、たいてい「届かない」「使えない」で気づきます。起きたことから、抜けている手続きを探せる表にしました。
| 起きたこと | 抜けているかもしれない手続き | すること |
|---|---|---|
| 引っ越してすぐ、旧住所あての郵便が届かない | 郵便局の転居届(登録に3〜7営業日) | 転居届を出したか、登録が済んだかを確かめる |
| 転居届を出したのに、特定の会社の郵便だけ届かない | 「転送不要」の郵便を送る相手への住所変更 | その会社へ直接、住所変更を伝える |
| オンライン申請で電子証明書のエラーが出る | 署名用電子証明書(住所変更で失効) | 市区町村の窓口で発行し直す |
| マイナンバーカードの住所欄が旧住所のまま | マイナンバーカードの住所変更(出さないまま90日で失効) | 失効する前に窓口へ行く |
| 通販の荷物が前の家に届いた | 通販サイトの届け先 | 登録住所を書き換えて、配送会社に連絡する |
| 引っ越しから1年たって、郵便が届かなくなった | 転送に頼っていた相手への住所変更 | 届かなくなった送り主へ住所変更を伝える |
まとめ
住所変更は、役所、お金、契約、免許と車、郵便、ネットの登録住所の6つに分けて確かめると抜けが減ります。期限があるのは、転入届の14日、マイナンバーカードの90日、車の15日。
郵便の転送は1年で終わり、「転送不要」の郵便はそもそも届きません。銀行やカードの会社と、通販サイトの登録住所は、転送に任せず自分で直しておきましょう。
※期限と手続きは2026年10月17日に総務省・国土交通省・日本郵便・警視庁の公式ページと資料で確かめました。役所の窓口や持ち物は自治体によって違うことがあるので、手続きの前に新居の自治体の案内も見てみてください。
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