引越しの準備 · 確認日

引っ越しの荷造りで場所がないときは?狭い部屋で箱を置く順番

荷造りを始めたら、空の段ボールだけで部屋がいっぱい。詰め終えた箱を置いたら、今度は玄関まで歩きにくい。1Rや1Kでは、箱ひとつでも存在感があります。

ここで先に決めたいのは、中身より置き場所です。箱を広げる場所、詰め終えた箱を集める場所、玄関まで歩くところ。この3つを分けておくと、床を箱で埋めずに作業を始められます。

もちろん、荷物が多ければ部屋の中だけでは収まりません。そんなときに高く積んで粘るのではなく、処分や一時保管へ切り替える目安まで考えてみます。

荷造りの箱、どこに置く?狭い部屋で通路を残す順番。淡いグレージュの見出し背景と、箱を壁際に置いた部屋の写真

箱を開く前に、床を3つに分ける

届いた段ボールを、とりあえず部屋の真ん中へ。これをすると、空箱と詰め終えた箱が混ざり、作業するたびに箱を動かすことになります。メジャーはまだ要りません。床を見ながら、3つの場所だけ決めます。

作業場所は、箱ひとつを広げられる広さでいい

必要なのは、箱をひとつ広げて、その横で物を包めるくらい。ベッドの上は広くても、寝る前に毎回片づけることになります。しばらく使わない机の前や、床の一角の方が続けやすそうです。

テープ、油性ペン、はさみ、緩衝材もここへ。道具が部屋のあちこちにあると、箱をまたいで取りに行くことになります。袋やかごにひとまとめにしておけば、作業を止めるときも一度で動かせます。

完成箱は、押入れか壁際の一カ所へ

候補は、押入れやクローゼットの中、部屋の奥、家具を動かして空いた壁際。ROOMIEが引越しオーガナイザーに取材した記事には、押入れの中身を箱へ移し、その箱を空いた押入れへ戻す方法が出てきます。収納をいったん箱置き場にする考え方です。

完成箱が部屋のあちこちにあると、あとで探すのも大変です。置き場は一カ所から始め、重い箱を下、軽い箱を上へ。ただし、箱の強さも中身も同じではありません。傾いたり、下の箱がへこんだりしたら、もう上には載せないでください。

玄関まで歩く線には、箱を置かない

玄関の前や廊下は、最後の一箱を置きたくなるところ。でも、ここは空けておきます。東京消防庁も、避難口へ続く廊下や出入口の近くには物を置かないよう案内しています。荷造りの途中でも、外へ出られて、扉をきちんと開けられる状態が必要です。

玄関から寝る場所まで、一度いつものように歩いてみてください。箱の角に足をぶつけないか、ドアが最後まで開くか。夜に床へ落ちたひもや緩衝材も、作業を終えるたびに拾っておきたいところです。

最初の1箱は、部屋の奥にある物から

置き場所が決まったら、いよいよ中身です。棚を全部ひっくり返す必要はありません。部屋の奥にある、引越し日まで使わない物で1箱だけ作り、決めた場所へ移してみます。

詰める前に、持っていく・手放す・迷うを分ける

日本通運は、不用品の処分を荷造りの早い段階で進めるよう案内しています。一度箱へ入れてしまうと、そのまま新居まで運びがちです。棚から出したところで「持っていく」「手放す」「迷う」に分ければ、箱をむやみに増やさずに済みます。

困るのは、手紙や昔のノートを読み始めてしまったとき。迷う物は小さな一箱へ避け、見直す日を書いておきます。大型ごみは回収日が限られるので、申込みだけは早めに済ませておきましょう。

季節外の物から閉じ、毎日使う物は残す

季節外の服や寝具、飾り、本、趣味の物、買い置き。しばらく出番のない物なら、今日閉じても困りません。日本通運も、引越し日まで使わない物から詰め、工具や掃除道具、契約書類などは箱へ入れても封をしない方法を紹介しています。

歯ブラシや充電器、薬、次の日に着る服まで閉じると、夜になって箱を開け直すことに。最後まで使う物は旅行かばん一つ分にまとめ、箱の山から離しておくと見失いにくくなります。

箱のメモは、引越し先で読む

閉じた箱は、どれも同じ顔をしています。「キッチン」とだけ書くより、新居でどこへ運ぶか、すぐ開けるかまで残しておくと、そのメモが引越し当日に役立ちます。

天面だけでなく、側面にも書く

箱を積むと、天面の文字は読めなくなります。少なくとも見える側面の一つに「新居の部屋」「中身」「先に開ける」を書きます。たとえば「台所/鍋・保存容器/後で」「洗面所/タオル・ドライヤー/先に」のようにします。

新居の収納先まで決まっているなら、それも追加します。ROOMIEの記事では、部屋だけでなく収納先まで書く方法が紹介されています。引越し業者へ頼む場合も、箱をどの部屋へ運ぶか伝えやすくなります。

すぐ使う箱は、山のいちばん奥へ入れない

カーテン、トイレットペーパー、タオル、最低限の食器、工具。新居へ着いた日に使う物は、人によって少しずつ違います。大事なのは、その日の分を一箱へ集めておくことです。

この箱は山の手前へ置くか、自分で運ぶ荷物と分けます。トラックで最後に積んだ箱が、必ず最初に出てくるわけではありません。側面にも大きく「先に開ける」と書いておきます。

通路にはみ出したら、積み方を変えるだけでは足りない

決めた置き場がいっぱいで、箱が通路へ出てきた。これは、置き方を工夫する段階を越えた合図です。もっと高く積む前に、持っていく量と、家の外へ出す方法を見直します。

手放せる物と、箱に入れなくてよい物をもう一度見る

新居で使う場所が決まっていない家具、長く使っていない家電、同じ用途の物が複数あるなら、運ぶ費用と新居の空間も含めて見直します。処分日は自治体や回収方法で変わるため、引越し直前まで保留しません。

衣装ケースの衣類や、業者が当日に梱包する物は、箱へ移し替えなくてよい場合があります。扱いは業者ごとに異なるので、見積もり時に確認します。

一時保管と梱包サービスは、取り出し方まで確認する

家の中に収まらないなら、トランクルームや引越し業者の保管サービスも候補です。イナバボックスの記事によると、トランクルームは自分の都合で出し入れしやすいものの、契約と搬入が必要です。引越し業者の保管は手続きをまとめやすい反面、預けている間に自由に取り出しにくいことがあります。

期限までに梱包が終わらない場合は、引越し業者の梱包サービスも確認します。料金、対応日、預けられない物、途中で取り出せるかは会社や契約で変わるため、利用前に見積もりへ含めてもらってください。

まとめ

狭い部屋の荷造りは、箱を開く前の場所決めが肝心です。作業する一角、完成箱を集める一カ所、玄関まで歩くところ。この3つを残します。

最初に閉じるのは、季節外の物や本など、引越し日まで使わない物。空いた押入れへ箱を戻せれば、寝たり食事をしたりする場所を守りやすくなります。

箱が通路へはみ出したら、無理に積み上げるのはここまで。手放す物、一時保管、梱包サービスを考える合図です。まず今いる場所から玄関まで歩いて、箱を置かない線を一本決めてみてください。

もう少し、暮らしの準備を。

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