引っ越し先でカーテンを掛けたら、下がつんつるてん。前の家ではちょうどよかったのに、窓が変わるとこうなるんですね。まずは数cmの不足なのか、布を足すほどなのかを分けます。

まだ使えるし、丈のためだけに買い直すのは惜しい。かといって、ミシンを出すような大仕事にもしたくない。そんなときに考えたいのが、布用テープで裾に別の布を足す方法です。

調べると、ダイソーには水洗いできる布用両面テープがありました。ただし、20cm足したいから20cm切ればいい、ではありません。貼り重ねる分と裾を折る分が要ります。ここを図にしました。

買うのは布と布用テープ

先に結論を書くと、足りないのが数cmなら、布を買う前にアジャスターフックで裾を下げられないか確認します。丈を大きく足したいなら、布と布用テープを使う方法を考えます。必要なのは、継ぎ足す布、布用の両面テープ、メジャー、布を切るはさみです。

足りないのがほんの数cmなら、布より先にフックを見ます。アジャスター付きなら、位置を動かすだけで裾を下げられることがあります。20cm、30cmと大きく足りなければ、そこで布の出番です。

先に足りない長さを分ける

使わなくなったカーテンの布があれば、買い物の前に家の中を探します。目の粗い物やコーティングされた物は、テープを貼る前に表示を確認します。洗う予定があるなら、足す布の洗濯表示も見ておきます。

  • 数cmだけなら、アジャスターフックで裾を下げられるか見る
  • 丈を大きく足すなら、見せる長さに重ねる分と裾の折り返しを足す
  • 表示や生地が合わなければ、端切れで試して縫製やお直しも考える

同じ白を探すのが意外と難しい

白いカーテンに、白い布。これならなじみそうですが、同じ白でも黄みがあったり、青白かったり。売り場では似て見えても、窓に掛けると違いが気になることがあります。

そっくりな色がなければ、裾だけ別の色にしてしまう手もあります。ベージュに生成り、白に淡いグリーン。無理に似せて微妙にずれるより、最初から切り替えにした方が見た目はすっきりします。

色の次は、厚さと透け方です。薄いカーテンにずっしりした布を足すと、下だけ妙に重く見えます。100均のはぎれも、柄だけ見て決めず、元の布の横に置いてみてください。

布用テープにも洗える物と書いていない物がある

貼った日はよくても、カーテンはいずれ洗います。そこでテープのパッケージに水洗いの表示があるかを見ます。

ダイソーの「両面テープ(布用、10mm巾)」は、幅1cm・長さ5mで税込110円。公式の説明には水洗いできるとあり、貼り付けてから24時間以上あけて洗うよう案内されています。

似た名前の「強力布用両面テープ」もありますが、こちらの公式ページには水洗いについての記載がありませんでした。「強力なら、洗濯も大丈夫そう」とは選ばず、パッケージの水洗い表示を目印にすると探しやすくなります。

20cm足すのに20cm切ると足りない

あと20cm足りないから、20cmの布を切る。これでは上を貼り合わせる分が消えてしまいます。裾を折るなら、その長さも足りません。

表から見える長さに、カーテンと重ねる分、裾を折る分を足します。ここだけは切る前に計算します。

20cm足す場合の切り方

下の図では、真ん中の広い部分だけが表から見えます。上の細い帯はカーテンとの重なり、下は裾の折り返しです。切るのはこの全部を合わせた長さです。

たとえば、20cm延ばして、上で2cm重ね、下を合計2cm折るとしたら、20+2+2=24cm。30cm延ばすなら、同じ考え方で34cmになります。

ここでの2cmは、足し算を説明するための例です。実際に重ねる幅は使うテープに合わせ、裾を二つ折りにするなら、その分も含めます。すでに端が縫ってある布なら、そこを生かすと手間を減らせます。

布の上端と下端に、重ねる分と裾を折る分の線を引いた見本
上は重ねる分、真ん中は見せる分、下は裾を折る分。必要なのは、この全部を合わせた長さです。

横幅はひだを広げて測る

もうひとつ見落としやすいのが横幅です。窓に掛かっているカーテンは、ひだで布が縮んで見えています。窓の幅を測って、その幅の布を買うと足りないことも。

測るのは、カーテンの裾を平らに広げた幅。たとえば片側150cmのカーテンが2枚なら、横につなぐ部分だけでテープは合計3m必要です。端の始末にも使うなら、その分を足しておきます。

小さなはぎれを何枚もつなぐと、縦にも継ぎ目ができます。買う枚数と手間が増えそうなら、最初から幅のある布も見てみてください。100均で済ませるつもりが、意外と高くつくのは避けたいですから。

貼る前に端切れを一枚使う

長いカーテンへ一気に貼って、途中で曲がると戻すのが大変です。余った布を一枚使い、付き方と透け方を見てから本体を広げます。

切る前に窓辺で色を見る

切る前の布をカーテンの裾に当てて、色と透け方を見ます。机の上では気にならなかった色の差も、窓の光に透かすとわかりやすくなります。

「この組み合わせ、思ったより継ぎ目が目立つな」と感じたら、まだやり直せる段階です。遠くからも眺めて、部屋の中でどう見えるかを見ておくと、貼り終わってからのがっかりを減らせます。

テープは重ねた布の間へ

布用両面テープは、2枚の布の間に挟みます。端と端をぴったり突き合わせて、その上からテープで橋渡しする貼り方ではありません。

次の見本では、白いカーテンにグリーンの布を重ねています。右端を少しめくると、間にテープが見えます。この重なっているところで、2枚をつなぐイメージです。

先にカーテンを平らに広げて、布を重ねる線を決めておくと作業しやすくなります。左右で延びる長さが違わないかも、このときに見ておきましょう。

白いカーテンとグリーンの布の重なりをめくり、間のテープを見せた接合位置の見本
右端をめくったところにテープが見えます。2枚の布を重ね、その間にテープを挟みます。

端切れが付いたら本体へ

余った小さな布で、きちんと付くか、表にテープが透けないかを見ます。すぐ浮く。布に跡が出る。そうなったら、本体へ貼るのはやめておきます。

使えそうなら、使うテープの説明に沿って本体へ貼ります。紙を一度に全部はがすより、少しずつ位置を合わせながら進めると、途中のずれに気付きやすくなります。

ダイソーの水洗いできる10mm巾のテープには、さらに強度を上げる方法として、当て布をして中温のドライアイロンを10〜20秒ほど当てる案内があります。これはそのテープの説明なので、別のテープへ同じ秒数を当てはめないでください。布がアイロンに向いているかも、洗濯表示で見ておきます。

貼ったあとの洗濯と見た目

テープが付いた。それで終わり、とはいきません。洗濯できるか。窓に掛けたとき、継ぎ目が気にならないか。貼る前に分かる範囲は見ておきます。

洗濯は貼ってから24時間以上あと

先ほどの水洗いできるテープは、貼り付け後24時間以上あけてから洗います。作った勢いで、そのまま洗濯まで済ませないようにしましょう。

テープが洗えても、カーテンや足した布が水洗いできないことはあります。片方だけ縮んでしまうのも困るので、布を選ぶ段階でお手入れ方法をそろえておきたいですね。

水洗いの表示はあっても、つないだ重いカーテンが何度の洗濯まで持つかは別の話。ロベルではそこまで試していないので、丈夫さを優先したい場合は、縫ってつなぐ方法も候補に入れてください。

継ぎ目は隠すより色を変える手もある

別の布を足せば、そこに境目はできます。同じ色に近づける方法もあれば、裾だけ違う色にして、切り替えのあるカーテンとして楽しむ方法も。

目立たせたくないなら、窓辺での仮合わせを丁寧に。少しくらい境目があっても、今のカーテンを使い続けたいなら、その仕上がりで十分かもしれません。どこまできれいにしたいかで、かけたい手間も変わってきます。

なお、遮光カーテンに薄い布を足すと、下だけ光を通すことがあります。見た目の丈が延びることと、部屋を暗くできることは分けて考えておきましょう。

目の粗い布やコーティング生地には向かない

布用だから何にでも貼れる、というわけではありません。ダイソーの強力布用両面テープでは、目の粗い布や防水加工されたものなどは使えない対象に挙げられています。

カーテン専門店のカーテンズも、完全遮光のコーティング生地はテープや布用接着剤での加工が難しいと案内しています。手持ちがこのタイプなら、無理に貼らず、縫い付けやお直し店への相談も考えたいところです。

安く直したかったのに、お気に入りのカーテンに跡が残ったら悲しい。布との相性が悪そうなときは、テープにこだわらなくて大丈夫です。

買い物の前にカーテンを床へ広げる

カーテンを床へ広げ、足りない丈と裾の横幅を測ります。数cmだけなら、アジャスターフックで下がらないかも確認。ここで済めば、布もテープも買わずに終わります。

布を足すなら、見せたい長さに重なりと裾の折り返しを加えます。洗うつもりなら、布とテープの両方に水洗いできる表示がある物を選びます。

同じ色が見つからなくても、そこで延々と白を見比べなくて大丈夫です。裾だけ色を変える。その方が気に入るなら、それでいきます。

※商品表示は2026年9月12日に確認しました。接着後に何回洗えるかまでは試していません。

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